2012 Dodge Challenger R/T 5AT
2016/3/9
ECU現車セッティング(DIABLOSPORT Trinity使用)・AMERICAN RACING HEADERS ロングチューブヘッダー・BRISK RACING レーシングスパークプラグ・ビッグスロットル・etc
最大出力328.9PS/4,798rpm、最大トルク51.2kg•m/4,251rpm
最大出力355.7PS/5,333rpm、最大トルク52.3kg•m/4,368rpm
続けてになりますが、チャレンジャーR/Tの現車セッティングを行いました。
この車両、直前にセッティングをさせていただいた赤いチャレンジャーとはほんの少ししか仕様が違いません。
大まかにはマフラーとエアクリーナーのメーカー、そしてイグニッションコイルとビッグスロットルという感じです。
へダースノーマル/ECUデータノーマルという状態で比較すると、ビッグスロットルの方が中間域は逆に若干のパワーダウンも確認出来ました(^^;
これはもしかしたら、イグニッションコイルがノーマルという事もあるかもしれません。
パワーに関わる重要なへダースは、ARHの全く同じ仕様の製品を取付させていただきました。
ビッグスロットルについては、ほんの少し(約2ps)高回転でのパワーがアップしたかな?という感じでしたが、イグニッションコイルについては効果が出ているなという部分がセッティング中に確認出来ました。
この車両はノーマルイグニッションコイルなのですが、点火時期のスロットル変化率補正を先週の赤いチャレンジャーと同じ設定にしていると、アクセルハーフからの踏み込み時にノッキングを感知して点火時期がリタードされてしまいます。
最初その症状を発見した時に?と思ったのですが、もう一度確認してみてもやはり同じようにリタードされてしまいます。
このままではいけないので、状況に応じて最大で2.5°マイナスするようにマップを変更してシャシダイ上でノッキングしなくなった事を確認し、実走でもきちんと問題ないかを確認しました。
もちろん全体的にコイルを入れている方がパワーも出ていましたが、点火系を強化しているとこういった部分にも効いてきますね。
点火時期をリタード=パワーダウンですので(^^;
でもとにかくこのパッケージのR/Tは速い!の一言に尽きます!
へダースを入れて現車セッティングを行うと、パワーもそうですがレスポンスもさらに向上します。
作業完了後、オーナー様と同乗しながら説明をさせていただきましたが、速さとサウンド共にご満足いただけたようで弊社としても嬉しい限りです(^^
ちなみに、パワーチェックグラフの最後が急激に落ち込んでいますが、これはレブリミットを5500rpmに設定していて、そこでスロットルも閉じるように設定しているからです。
パワーのピークが5333rpmなので、それ以上回しても意味ないですしね(^^
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