Mercedes-Benz R230 SL55AMG

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2015/5/15

ECU現車セッティング(DIMSPORT使用)・社外ハイカム・社外大径クランクプーリー・社外ビッグスロットル・ワンオフマフラー・etc

最大出力365.8PS/4,150rpm、最大トルク69.5kg•m/3,349rpm

最大出力388.9PS/4,084rpm、最大トルク75.0kg•m/3,492rpm

以前、一度現車セッティングをさせていただいた事のあるSL55AMGです。
仕様変更されたとの事で、今回リセッティングしましたので紹介させていただきます。
 
今回、リセッティング前に仕様変更した部分は、ハイカム・クランクプーリー・ビッグスロットル等です。
仕様変更作業はオーナー様ご自身で行われました。
 
まず様子見で、以前のデータのままシャシダイにて回していきます。
 
当たり前の事ですが、やはりブーストが上がった事やカムを変更したことで、ECUデータと仕様のマッチングが良くありません。
それでも、以前のパワーと比べて+47.3psと大幅に上回っています。
 
診断器やA/F計等を最大限に駆使してシャシダイ上で色々なデータを確認し、何度もデータを変更してチェックするという事を繰り返します。
 
それにしても、さすがSL55AMGといった感じで、シャシダイ上での迫力はもの凄いですね!
 
そして最終的にはセッティング前と比較して、23.1ps/5.5kg-mアップとなりました!
これが元々ECUチューニングをしていなければ、もっと大きな差になったのでは?と思います。
 
グラフについてですが、青ラインは前回セッティング完了後、緑ラインは前回データでパワーチェックしたもの、水色ラインが今回セッティングしたものです。
 
水色ラインが高回転で落ち込んできていますが、パワーが出て4,000rpm以降でスリップが発生してしまったので、このようなラインになっています。
 
サーキットに照準を向けるため、キャンバーが付いていてローラーとの設置面積が少ないこともスリップする要因かと思います。
 
※今回のグラフの数値は少なめになっていますが、駆動系ロスを含まないホイールパワー/ホイールトルクでの表記となっています。通常は駆動系ロスを含むエンジンパワー/エンジントルクでの表記です。
 
今回のような、ブーストアップやカムシャフト変更の車両でもお任せ下さい!
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