2007 DODGE CHARGER SRT8
2015/4/30
ECU現車セッティング(DIABLOSPORT Trinity使用)・ZEXベース9RECORDSオリジナルNOSシステム・AMERICAN RACING HEADERS 2inchフルキット・GMS プロエクストリームコイル・BRISK RACING レーシングスパークプラグ・etc
NOS噴射無:最大出力365.0PS/6,295rpm、最大トルク51.8kg•m/4,638rpm
NOS噴射有:最大出力460.5PS/4,999rpm、最大トルク70.7kg•m/3,999rpm
以前にもここに登場した事のある、2007ダッジチャージャーSRT8です。
今回、AMERICAN RACING HEADERSの2inchフルキットを取り付けたりしたのと、更なるパワーをと言うことでリセッティング作業を行いました。
まずはNOS無し状態でのリセッティングです。
予想はしていましたが、排気系を全て変更した事により、前回のセッティングデータのままではマッチングが悪い部分があったので、全域でセッティングを取り直しました。
そして、NOSのセットアップを開始します。
今までよりもモアパワーをと言う事ですが、まずは今までのジェットで様子を見ます。
排気系が効率良くなっているので、そのままでも以前よりパワーが出ています。
ここからは、ジェットを徐々に大きくして様子を見ていきます。
一般のお客様でセットアップする時は、エンジンだけでなく駆動系の耐久性等も考えて上限を決めていますが、この車両では壊れてもいいからとオーナー様より許可をいただいていますので、さらに上を目指します。
そして最終的な結果は、NOS無しの状態よりも約100psアップ!で止めました。
NOSはジェットを大きくしていけばいくらでもパワーアップが出来ますが、いくら壊れてもいいと言われていても本当に壊してしまってはいけないので、ここで終了です。
前回セッティング時とは計測方法も変更したので数値的には下がっていますが、実走した感触では間違いなく速くなっています!
NOSを噴射すると、以前にも増してこの重いボディーを加速させていきます!
このセッティングを行った後にアメフェスのドラッグレースを走りましたが、パワーが出たことにより多少ATが滑るのを感じられたようです。
スーパーチャージャーとは違い、NOSは噴射を始めた時から急激なパワーの変動が起きるので、エンジンももちろんですが駆動系への負担も大きいです。
ATを強化してしまえばこれ以上のパワーも可能ですが、基本的に一般ユーザー様へのフィードバックも考えている車両なので、そこまでやるかどうかも悩んでいました。
ただ今回の仕様変更で、駆動系ノーマル時のNOSシングルステージ仕様の上限が見えてきたので、今度こそ2ステージNOSにするかという状態になりました。
それにしてもNOSシステムは、本当にコストパフォーマンスに優れていると思います。
エンジン本体のチューニングや過給器を追加しなくても、安全にこれだけのパワーアップが出来ます。
一昔前は、NOSは壊れるんじゃないか?というイメージもあったかもしれませんが、きちんとセットアップしてあげればエンジンが壊れる事もありません!
もちろんNOSの取付だけでなく、きちんとNOS噴射時に合わせたECUセッティングをすることが前提になります。
NOSが気になるオーナー様は、是非お気軽にお問い合わせ下さい(^^
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