2014 CHEVROLET CORVETTE STINGRAY

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2014/11/12

ECU現車セッティング(DIABLOSPORT Trinity使用)

最大出力376.9ps/5662rpm 最大トルク52.6kg・m/3358rpm

最大出力394.2ps/5781rpm 最大トルク54.8kg・m/3434rpm

今回はフルノーマルC7のセッティングを施工させていただきました。
 
まず始めはそのままの状態でのパワーチェックです。
376.9psとの結果でした。カタログスペックは455psなので、約80%の数値になります。C7であっても、やはり他車と同様でした。
 
次に元々デバイスに用意されている、DIABLOSPORTのデータに変更してパワーチェックです。
結果としては379.8psとなり、差分は約3psとなり数値的にはそれほど大きくは上回らなかったですが、グラフを見ていただくとわかるように、全域で上回っています。
これは乗っても確実に体感出来ると思います。
 
そしてここからが現車セッティングです。
結果から先にお伝えすると、17.3psのアップです。
もちろん何も部品は交換していません。データのみを詰めていっての結果です。
 
NA車両だとなかなか簡単にパワーが上がらないので、何度もデータを変更しては確認という事を繰り返しての結果です。
 
セッティングの詳細についてですが、コルベットは他のアメ車とは違い、ノーマルからかなりセッティングを詰めている印象を受けました。
 
同じOHVの他メーカーのアメ車のエンジンとは、ノーマルの点火時期からしてだいぶ違います。
ただ、ノーマルデータでログを取ってみると、ノックリタードが一切入ってなくまだ点火時期を進める余裕が見受けられ、A/FもNAにしては濃い目だったため、パワーやレスポンスアップする余地はあると考えました。
少しずつ燃料を薄めにしていき、点火時期もリタードしないのを確認しながら進めていきました。
結果、ノーマルから17.3psアップ、トルクも2.2kgf・mアップしました!
中間域に関しては、一番大きいところで20psほど差が出ました。
もちろんピークパワーも追求しますが、中間域のパワーの出方も確認し、可変バルタイの数値も変更しながらベストな状態になるよう考えてセッティングしています。
 
あとパワーには関係ないのですが、点火時期を変更したことによって、排気音が少し甲高くなりいい音になりました。オーナー様にもパワーアップは体感していただけたようで、弊社としても嬉しく思います。
 
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C7 CORVETTE 141112