MERCEDES-BENZ CLS63AMG V8DOHC ツインターボ

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2018/12/14

ECU現車セッティング(9RECORDSオリジナルECU )

最大出力468.7HP/6,168rpm、最大トルク67.0kgキm/3,431rpm

最大出力602.6HP/6,226rpm、最大トルク80.6kgキm/3,517rpm

今回はベンツCLS63AMG(V8DOHC)のノーマルパッケージの状態でECUのみのセッティングでエンジンパワー・トルク共にパフォーマンスを向上させたいとのご依頼のもとセッティングを行いました。
作業内容はまず車両側にはセッティングの際に必要になるセンサー用アダプターを溶接取り付けを行い車両に戻します。
 
次にエンジンECUの解析に入ります。エンジンECUを取り外し開封して9RECORDSデバイスを直接基盤とアクセスさせ現在のエンジンECUの解析をします。内容としては英数字の羅列になるのですがどの領域がどのマップになっているか、どこまでの制御が可能か等、多くの解析作業が行われます。エンジンECUの基盤に直接アプローチするために破損等は絶対に起こらないよう開封時やハンダ付けの際などには極めて細心の注意が必要になりました。
セッティング前段階の準備になりますが、この解析を時間をかけてしっかり行うことで、セッティングの質が変わってくると言っても過言でないくらいの重要な作業になります。
 
エンジンECUの解析作業を完了し、そしていよいよシャシーダイノのセットしていきます。こちらでは実際に車両を走行状態にし、点検確認作業を行なっていきます。実走行状態でも問題がありませんでしたので、これからセッティング作業へと移ります。
 
セッティングのポイントですが、今回の車両はノーマルパッケージのためコンピュータセッティングが主体になります。そのため純正ECUの解析したものをもとに様々なアプローチを少しづつ行いバランスをとりながら緻密なマップデータを作成し車両側に送り込むことを地道に繰り返し、エンジンパワー、トルク共に最適なセッティングを施しました。バランスがとても重要になるのですが、これはこれまでの実績に基づく知識と技術から導き出されるものが多くあります。一例ですが一重にマップデータといえどその数は燃料・点火だけでも20以上のマップが存在します。これをどう変えるか設定するかにより性能に大きな差が生じます。
 
そのように細かいマップデータを作成しセッティングすることで今回も大きな成果を上げる事が出来ました!
セッティングは無事に終了しデータ結果はピーク時の
 
エンジンパワーが602.6HP/6,226rpm、トルク80.6kgキm/3,517rpm
エンジンパワーが133.9HPアップ!トルクが13.6kgキmアップ!する事が出来ました。
 
今回はストック状態でのセッティングと言うことでどの位の出力アップが出来るのか楽しみでしたが、車両の性能も素晴らしく大幅な出力アップに成功しました!また、乗りやすさと言う点でもノーマル状態よりアクセル踏み量に対して素直に回転が上がるようなセッティングを施しましたので、爽快なアクセルフィーリングを感じていただける仕様になったのではないでしょうか。
 
ぜひ、メルセデスのセッティングにご興味がございましたらいつでもご相談ください!お待ちしております。
 
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