2018/4/23

KENEEBELL3.6Lスーパーチャージャー,AmericanRacingへダース,クランクプーリー,強化テンショナー他取付け他、9RECORDSオリジナルECUセッティング

最大出力/rpm、最大トルク/rpm

最大出力751.5HP/6,310rpm、最大トルク90.7kgｷm/4,701rpm

今回は前回、作業編をお伝えしたシェルビーGT500のセッティング編になります。
 
セッティング作業の第一段階として、ハード面を大きく変更した為、元々のECUデータでは正常にエンジンが始動できない為、暫定のエンジン始動までのECUデータを作成していきます。既存のデータを新たに変更を加えます。その後、エンジンを始動し変更パーツを各部異常等ないか点検確認していきます。これは機械的に正常な作動をしているかと同時にエンジンECUへ作動信号が正常に送られているか、また設定通りの制御が出来ているか等細かい部分まで確認をしていきます。この時点で考えられる全ての疑いを払拭する事で後々のトラブル防止やスムーズでかつ安全なセッティング作業が可能となる為、手間と時間のかかる作業ですがしっかりと行なっていきます。
 
全ての点検確認作業をクリアし、いよいよセッティング作業に入ります。
 
今回のセッティングのポイントとしてはスーパーチャージャーを搭載したことによって出力アップは当たり前ですが、乗りやすさに重点を置きました。乗りやすさイコールアクセルコントロールのしやすさやレスポンスなど・・・特に大容量のスーパーチャージャーを搭載するとどうしてもアクセル踏み込み量に対してのスロットル開度がアバウトになりがちで極端にいうとオンかオフのような急激な速度変化になってしまい乗りづらくなります。そこを改善すべくハーフアクセル時のスロットル開度をコントロールし乗りやすさを、またアクセルを0%から踏んでも50%から踏んでもスロットルがリニアに開きレスポンスが良くなるよう重点的に時間をかけセッテングしていきました。
 
下のグラフでもお分かり頂けるように比較してみました。ピンク:アクセル100% グリーン:アクセル50％ レッド:アクセル40% ブルー:アクセル30% というように色々なアクセル踏み込みを実際に行い各アクセル領域で出力がしっかり出せるようにセッティングしました。また、あまり加速を必要としないアクセル領域では低回転時の急激な加速をさせない為の制御もしてあります。これは実際に乗られた時を想定して日本の道路状況を考慮し安全面からこのようなセッティングにしました。
 
セッティング後の結果ですが、ピーク時の
エンジンパワー751.5hp/rpmトルク90.7kgｷm/rpm
という結果になりました。
 
今回の結果は大容量スーパーチャージャーを搭載しへダースも交換しましたので流石に迫力の出力数値になりました！
もう一つ今回の大きな収穫としては各回転領域でしっかりと出力を発揮でき、その上乗りやすさを実現できたという点が大きなものとなりました。
 
スーパーチャージャーやへダースなどスペシャルパーツを取付けたいと思いましたら、きちっとしたセッティングが必要不可欠です！！セッティングを怠ると宝の持ち腐れや乗りにくい車になってしまいます。ぜひ当社のセッティングにご興味がございましたらいつでもご連絡ください！お待ちしております。
 
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