2013 CHEVOROLET CAMARO ZL1 V8 6.2L AT

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2017/12/1

ECU現車セッティング/MTプログラム現車セッティング(9RECORDSオリジナルECU)

最大出力485.4HP/6,172rpm、最大トルク63.9kgキm/3,991rpm

最大出力505.5HP/6,316rpm、最大トルク67.7kgキm/2,787rpm

今回は、2013年シボレーカマロZL1(V8/6.2L/AT)のセッティング事例です。
9RECORDSオリジナルECUを用いてエンジン/ミッションプログラムの書き換えを行い、現車合わせでセッティングを行いました。
 
今回の課題としましては、出力のアップ、シフトダウンの適正化に重点を置きました。
作業内容としては、ノーマル車両のため、空燃比計センサーボスの加工取付とエンジンオイル・エレメント交換などのメンテナンス作業を行いました。
 
セッティングのポイントとしては、この車両はスロットル制御のコントロールに苦戦しました。ストック状態では、低回転が特にアクセルペダルに対してスロットルを開けないセットになっていますが中回転ではリンクしてきます。そして高回転ではまたスロットルが閉じる方向に動きます。(この車両はスーパーチャージャーの為、ストックでは低回転の出力を抑え安全に加速することが出来る様に設計されているのではと推測されます。)
しかし、このスロットル制御のみを変更するマップというのが存在しない為、今までの経験を生かし複数の制御の組み合わせからスロットルをコントロールする事に成功し、出力アップするためメインの点火や燃調コントロール作業に入ることが出来ました。
 
データ結果はピーク時の
エンジンパワーが505.5HP/6,316rpmトルク67.7kgm/3,991rpm
エンジンパワーが20.1HPアップ!トルクが3.8kgキmアップ!する事が出来ました。
 
一番大きな変化は低回転からアクセルを踏んだ量だけの出力を引き出す事が出来たが、この時AT-ECUが判断するギアポジションやシフトアップやキックダウンのタイミングを適正化する事で以前よりも加速感を引き出す事が出来ました。
 
今回のセッティングを終えての感想ですが、スロットルのコントロールもですが、出力アップしたことに対してのAT-ECUの作動プログラムの変更に苦労しました。ひとつにシフトアップといっても、車速・エンジン回転・アクセル開度・スロットル開度等多くの条件が常に変化する中で最適な作動をさせるマップを製作するにはとても多くの時間が必要でした。
 
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中津様 カマロ ZL1
 
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