2016 CHEVROLET CORVETTE C7 Z06 V8 AT

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2017/1/28

エンジンECU現車セッティング、ミッションプログラム現車セッティング(9RECORDSデータ)

最大出力482.5hp/5,707rpm、最大トルク71.5kgキm/3,516rpm

最大出力571.0hp/6,416rpm、最大トルク82.1kgキm/3,678rpm

今回はストック状態で一度現車セッティングしましたZ06コルベットですが、機械的な構造以上の出力アップは厳しいため吸排気系のシステムを変更し改めて現車セッティングをし出力アップを目指します。
 
変更作業としてへダーズをARH製、コールドエアーインテークをAFEPOWER製へ変更し吸気効率と排気効率の向上、インテークパイプ径の変更とエアフロメーターの特性の変更を加え、出力が上がった際に対応出来るパーツを選択しました。また、9RECORDSオリジナルミッションプログラム現車セッティングも同時に行いシフトタイミングやレブリミットの変更により更なる加速感も作り出します。
 
今回のポイントは、インテークパイプ系の変更でインテーク内に通る空気の流速も変わりエアフロメーターが出力する数値が変わります。この変化に合わせてのエンジンECU側のエアフロセンサー数値の変更も必須です。これらの数値に沿うよう関連する全てのマップも変更とセッティングが必要となります。この作業はとても複雑で大変ですが効果は絶大です。逆にいえば、ここの作業をきちんとしないとアイドリングもしなくなりますし、よってはエンジン自体かかららなくなったりもしますので大変重要な部分と言えます。
 
セッティングが無事に完了し、セッティング後の結果ですがピーク時の
エンジンパワーが571.0hp/6,416rpmトルク82.1kgキm/3,678rpm
ストック時と比べるとエンジンパワーが88.5hpアップ!トルクが10.6kgキmアップ!
吸排気系の変更によりこれだけの出力アップに成功しました。
 
今回はスーパーチャージャープーリーの変更もしてませんのでブーストはストック時のそのままの状態と同じですが、吸排気系のシステム変更のみでこの結果は機械的なものの選択変更とベストなセッティングを行えたのではないかと思います。またミッションプログラムのセッティングにより高回転での出力の伸びとシフトタイミングの改善で加速にも違いが現れました。
 
今回の苦労点としてはエアフロメーターのセンサー特性セッティングはセンサーログを取りながら数値を変更し合わせていく作業でしたので時間も多くかかり大変苦労しました。また、吸排気系の変更により点火時期も進められたのですがスーパーチャージャーのブーストを安定化させる事も難しく苦労しました。
 
今回のセッティングで、個体差やストック時の状態にもよりますが、吸排気系の機械的な見直し、変更そしてそれにマッチしたセッティングを行う事で大きな出力アップ出来ることがわかり、ストック車セッティングの可能性がまた広がったような気がしました。
ぜひ、ご興味がございましたらお気軽にご連絡下さい!お待ちしております。
 
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