2014 FORD MUSTANG GT V8 A/T
2017/1/8
エンジンECU、ミッションプログラム現車セッティング(SCT SF3/9RECORDSオリジナルデータ使用、9RECORDSオリジナルミッションプログラムデータ使用)
最大出力379.2hp/5,964rpm、最大トルク47.8kgキm/4,436rpm
最大出力399.9hp/6,422rpm、最大トルク50.1kgキm/4,346rpm
今回は社外マフラー、コールドエアーインテークが装着済みのマスタングGTで、現状のエンジン仕様で最大限のパワーを出力したいので、その様にエンジンECUセッティングして欲しいとのご依頼です。前回お話ししました、9RECORDSオリジナルミッションプログラムをECUセッティングと同時に施工することで更に出力アップを目指します。
作業内容は、セッティング準備として様々なセンサーの動きをリアルタイムでチェックできる様に追加センサーを取付けさせて頂きました。エキゾーストセンサーはボスを加工して溶接して取付けました。この様に細かい作業ではありますが、追加センサーを取付けることでセッティング時の微細な異常や変化などを見逃すことなく発見する事が出来るために当社では全車両必ず行います。
追加センサーの取付け作業も終了し、セッティング作業に移ります。
今回のセッティングのポイントですが、FORD5.0Lツインカムエンジンは高回転域までエンジン回転を上昇させた時でも出力が伸びる特性がありますので、エンジンECU側のレブリミッターの制御変更だけでなく、9RECORDSオリジナルミッションプログラムセッティングを同時に施工することでシフトタイミング等の制御変更が可能となり、エンジンパワー出力量に比例し、一番最適なシフトアップタイミングに設定する事で、エンジンパワーのロスを抑え、エンジンECUのみのセッティング時よりもエンジンのポテンシャルを最大限に引き出す事が出来るという点になります。
セッティング後の結果ですが、ピーク時の
エンジンパワー399.0hp/6,422rpm トルク50.1kgキm/4,346rpm
という出力アップに成功しました。
ストックデータと比べると
エンジンパワー20.7hpアップ! トルク2.3kgキmアップ!
という結果が出ました。
セッティングを終えての感想ですが、低中回転での出力を上げるためのトルクマネージメントのセッティングは普段お乗りいただいてる稼働率の高い回転領域にもなりますので慎重に繰り返しデータ変更した為少し苦労しました。更に今回はミッションプログラム現車セッティングも行いましたので、高回転領域の制御マップの追加製作とミッションECUとエンジンECUと別に制御しているデータを同時にセッティングするのに苦戦しましたが、その甲斐あってエンジンパワー、トルク共に出力アップする事が出来て本当に良かったです。
今回の様に実際にパワーが出ているお車でも、セッティングを見直してみると現状よりもパワーが出せる場合もあります。また当社が独自に導入している9RECORDSオリジナルミッションプログラムセッティングをエンジンECUセッティングを同時に施工いただくと更にパワーアップが望めますので、ぜひご興味がございましたらいつでもご連絡下さい!お待ちしております。
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