2015 FORD MUSTNG ECOBOOST A/T ①

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2016/4/29

ECU現車セッティング(SCT Livewire TS+、9RECORDSデータ使用)

最大出力246hp/5,075rpm、最大トルク41.8kgキm/2,668rpm

最大出力278.9hp/5,350rpm、最大トルク46.1kgキm/2,903rpm

今回は2015マスタング2.3Lエコブーストのセッティングからパワーアップのご依頼です。仕様としてはエンジンは直列4気筒のA/T車で社外マフラーとエアクリーナーが装着されています。
 
まずは、ストック状態でパワーチェックし各所の検証作業からのスタートです。パワーチェック後の感想ですが、低回転からブーストが立ち上がりトルクもありました。データロギングなどの解析の結果、タービンには余力がありまだブーストも上げられそうな感じを見受けられました。
4気筒直噴エンジンによりエンジン圧縮も高めの設定でしたので、それらを加味しながら少しづつ制御バランスを見ながら調整しブーストを上げてのセッティングに入ります。
 
セッティングのポイントですが、ブローオフバルブが電子制御のためコントロールマップなど1つのブーストでも複数のコントロールマップが存在します。そのため、これらのマップと共に燃料系マップや点火系マップを変更調整し少しづつ低・中・高の各領域でブーストのコントロールが可能になった範囲を見つけブーストを上げていきます。この時注意しなくてはいけないのが、タービンのオーバーシュートしてしまう領域でのコントロールと出力のバランスです。これらの問題を一つづつクリアしながらセッティングを進めていきました。
 
無事にセッティングが終了し、セッティング後の結果ですが
ピーク時のエンジンパワー278.9hp/5,350rpm トルク46.1kgキm/2,903rpm
 
9RECORDSオリジナルデータセッティングの数値をストック時の数値と比較すると
エンジンパワー32.7hp トルク4.3kgキmの出力アップ!SCTデータよりもパワー、トルク共に上回る結果が出ました。
 
この結果からもわかる様にエコブーストはブーストアップする事でかなりのパワーアップ出来ることがわかりました。また、今回の検証から吸気温度や排気効率を上げることで更にパワーアップが可能になりそうだということもわかりました。
 
オーナー様にもこの結果をご報告した所、ぜひ次のステップにチャレンジを!とのことでしたので次回、ステップアップしたセッティングにご期待していただきたいと思います。
これだけの効果やまだまだパワーアップの期待ができるマスタング エコブースト!セッティングする側としてもこれから目が離せない一台になりました。
 
ぜひ、エコブーストにお乗りの方にもこの凄さをぜひ体感していただきたいと思っております。
マスタング エコブーストのセッティングにご興味がございましたら、ぜひお気軽にご連絡下さい!お待ちしております。
 
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