FERRARI 458 CHALLENGE
2016/8/28
ECU現車セッティング(DIM使用)
最大出力447.0hp/8,219rpm、最大トルク46.6kgキm/5,122rpm
最大出力456.2hp/8,175rpm、最大トルク48.5kgキm/5,187rpm
競技用車両のF458チャレンジですが、今回は更なるタイムアップへ繋げるため現車セッティングさせていただきました。
F458チャレンジのエンジンECUは片バンクに1個(1台に2個)のエンジンECUで制御しています。
この2個のエンジンECUを開封し、直接基盤へアクセスしエンジンECUと通信しデータを書き換えていきます。とても緻密な作業ですのでこの初めのアクセスには凄く神経を使います。
データ解析も進み、点火時期・空燃比・可変バルタイ・トルクリミットの変更でまだストック状態からまだパワーアップとフィーリングアップが可能になりそうな事がわかりました!
今回、この車両はヘダースからマフラーの変更もしておりますので、ストックの状態でのセッティングとは違うアプローチを致しました。
今回のセッティング作業によりピークでは
最大出力456.2PS/8,175rpm、最大トルク48.5kgキm/5,800rpm
の出力アップに成功しました。
点火時期1つの項目でも数個のマップ条件から制御しているので、1つの項目を変化させるとそれに合わせ空燃比の中の数個のマップを変更し、もう少しパワーとフィーリングをアップさせる事を狙いピークパワーでは約10馬力、ピークトルクでは約2キロ、また中間では約18馬力のアップにも成功しました。
この車両は過給機の付いていないNAですので、パワーアップ幅というのは過給機付き(ターボやスーパーチャージャー)と比べブーストを上げるなどが出来ないため少なくはなってしまうのですが、低い回転からの点火時期や燃料の噴射量と、トルク制御マップ、可変バルタイのタイミング等を変更する事でどの回転からでもトルク感が感じられる仕様に変更しました。
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