2014 Chevrolet Camaro V6 MT
2016/7/14
ECU現車セッティング(9RECORDSオリジナルデータ使用)
最大出力261.0hp/6,945rpm、最大トルク31.8kgキm/5,324rpm
最大出力287.2hp/6,945rpm、最大トルク33.2kgキm/3,875rpm
コールドエアーインテークとマフラー変更されているV6 MTカマロのセッティグのご依頼です。
まずはセッティング前の現状チェックを進めて行きます。
この時点でスピードリミッターに制御が入り、確認作業(パワーチェック)が出来ない為解析と対策作業が必要でした。
各センサーを追加し制御等を確認してみると、通常のプログラミングとは違い
スピードリミッターに対し、複数のマップによる制御がかけられていました。
各プログラムの解析・作動条件を確認し、ひとつひとつのマップ条件に対応可能な
プログラムを製作し最終確認後、車両の現状チェックと各プログラム解析をスタートしました。
現状の確認をしていくと
4000回転付近で燃料が濃くなり、わずかに回転も重くなっている事や高回転でも
フィードバックエリアに入り学習値により、空燃比が左右されてしまう事も発見。
高回転領域での出力の伸びや低速域からのトルクアップによるフィーリングの向上が今回のセッティング課題になりました。
セッティング作業としては
データ書き換えを何度も繰り返し、低回転領域から早めにフィードバックエリアから
外れても安全な様マップを製作し点火時期と空燃比のバランス調整や電気スロットル等の項目もマップを変更しました。
高回転領域では、各条件での確実なマップを製作。フィードバックエリアに入らず、
ノッキング等も起きず、ノックセンサー信号による点火時期のノックリタードも入らないマップを製作しました。
そして最終結果ですが、
エンジンの最大出力:287.2hp/6,945rpm ※ストックデータより26.2hpアップ!
最大トルク:33.3kgキm/3,875rpm ※ストックデータの約5,000rpmよりも1.4kgキmアップ!
と、課題としていた高回転領域での出力の伸びや低回転領域からトルクを上げる事ができフィーリングの向上にも成功しました。
またパワーアップだけでなく、アクセルハーフやアクセルオフ時のフューエルカットの条件等も調整変更し、より操作性を向上し乗りやすく扱い易いお車にさせていただく事が出来ました。
細かい部分ではありますが、お時間をいただきしっかりとセッティングすることで、お車の快適なドライビングを体感していただけるのではと思っております。
※9RECORDSのFacebookページやYoutubeにこちらのお車の記事や動画もアップしておりますので是非ご覧下さい!
Facebookページ↓
http://www.facebook.com/9records.importcar.tuning
Youtube動画↓