ROVER MINI

ROVER MINIセッティング

2017/4/14

ECU現車セッティング(チューニングエンジンECU)

最大出力PS/rpm、最大トルクkg·m/rpm

最大出力85.8PS/6,653rpm、最大トルク10.2kg·m/5,240rpm

こちらのお車はインジェクション化され、チューニングエンジンECUにて制御という内容にてセッティングのご依頼です。
 
まずは現状の確認をさせていただいた所、
更に細かく制御する為のご提案として、追加でMAPセンサー(圧力センサー)を取り付け、
このMAPセンサー信号を使用してメイン補正マップを制作し圧力変化時での制御をかけることで更に細かな条件でのコントロールをするとコントロール幅が増えますので、アクセルフィーリングに対し細かくセッティングが可能というご提案もさせて頂き、今回MAPセンサーを追加してのセッティングをさせていただく事となりました。
 
この様に、9RECORDSではお車のセッティング前にお車を理解しオーナー様のドライビングフィールドに合わせたベストなセッティングが可能になる様、セッティング前にお車を確認しご提案もさせて頂いております。
 
MAPセンサー取り付けにあたり、圧力取り出し位置、センサー取り付け位置やホースの長さや太さも考えセンサーが安定して検知できる様に取り付けさせて頂きました。
 
そして9RECORDSシャーシダイノを使用しての現状の確認です!
追加センサーを取り付けエンジンECUに入力されている情報以上の情報と、ノックセンサーを追加で取り付けこのセンサーからの信号を音に変換し直接エンジンの音も聞きながらセッティングしていきます。
音を聞くことで、ノッキングが出ているか?エンジンに異音が出ていないか?を確認する事が出来ます。
この確認は9RECORDSセッティング時には必ず行っております。
 
今回はインジェクション化とチューニングECUへ変更されており、現状のデータではパワー計測する事が難しく現状のデータ収集はあまり出来ませんでした。
ですが、現状で冷間時始動から暖気後のアイドリングまでの確認をし、各制御やセンサーを監視し、データロギングを取っていきます。
この情報からデータを作成し、アイドリングまでの制御データを製作します。
この時に同時に、取り付けたMAPセンサーでの補正マップを追加制作していきます。
この作業を繰り返し少しずつセッティングしていきます。
 
このお車のは4シリンダーエンジンですが吸気は2スロットルでインテークマニホールドが2本しかなく、エンジン側で2つずつに分岐し4シリンダーへ分配している構造です。
インジェクターは2本のマニホールドについており、1本のインジェクターで2シリンダーを制御しています。
ですので、インジェクターの噴射タイミングは凄く難しくエンジンECUセッティングスタートから少し苦戦でした。
 
その後回転を上げてセッティングを進めていきましたが、やはりアクセルコントロールに対しての燃料噴射タイミングや噴射量のセッティングが難しく噴射タイミングや噴射量によってはシリンダーの吸気が終わった後もマニホールドに混合気が残り、隣のシリンダーが吸い込むタイミングの時に残っている混合気も一緒に吸い込んでしまい燃調が濃くなってしまう現象になります。
 
ここの噴射タイミングや噴射量をコントロールするのに少し時間がかかりました。
 
ですが、MAPセンサー信号も使用し新たなマップを作ることで圧力変化での補正も細かく制御しタイミングや噴射量もまとめる事により、
最大出力85.8PS/6,653rpm、最大トルク10.2kg·m/5,240rpmの出力を出す事に成功し、
ハーフアクセルからのコントロールもリニアなフィーリングにする事に成功しました。
 
今回の様に各メーカーのチューニングエンジンECUでのセッティングも9RECORDSでは可能ですのでご検討されている方は是非一度お問合せお待ちしております。
 
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